前回に続き、娘の不登校の時期に私がやってみて、少し気持ちがラクになったことの2つ目をご紹介します。
【安心のために その2】子どもの心や発達のプロに相談してみた
娘が学校に行けなくなってから、月に2回ほど学校にプリント類を取りに行ったり、担任の先生と電話で近況を話したりしていました。でも、何か環境を改善したら登校できるというわけでもないようで•••。
「さて、ここからどうしたらいいんだろう…」と考えていた時、担任の先生が市内で有名な児童精神科のプリントをくださいました。
私は子ども関係の仕事をしているので、未就学児の発達については知識があるものの、思春期の子どものことは自分の経験からしかわかりません。しかも、私は「イヤでもしぶしぶ学校に通うタイプ」だったので、「学校に行かない!」という選択をした娘の気持ちは、まさに未知の世界でした。
さらに、娘はイヤイヤ期の頃から癇癪がひどく、少しですが音や皮膚感覚、味に対する過敏さも見られていました。「もしかして発達障がいや、何か特別な対応が必要な特性があるのかも…。もしそうなら、娘に合った対応をしてあげたい」と思いながらも、これまで幼稚園や小学校の面談では「良い子で特に問題はありません」と言われてきたので、病院の受診などはしたことがありませんでした。
でもこのタイミングで「一度専門家に相談してみよう」と思い、受診を検討することにしました。
児童精神科を予約してみよう
さっそく病院のHPを見てみると、
必要に応じて学校などの支援につなげてくれ、子どもにも寄り添って丁寧に診てくれる
と、とても素敵な雰囲気の病院でした。
早速予約しようとサイトを開いたところ、
「今月の初診予約は締め切りました」
「毎月初めに、電話でその月の初診予約を受け付けます」
とのこと。
「うーん…。すぐの受診は無理だなぁ」
私は仕事で決まった日の決まった時間に電話をかけるのが難しく、しかも予約枠はすぐ埋まってしまう様子でした。
さらに、ハリネズミのように心を閉じていた娘を「さあ病院へ」と連れ出すのは現実的に難しそうで、だんだん気持ちが沈みました。
でも諦めずに病院のホームページを見続けていると、なんと系列の 「心の相談所」 があることを発見!
そこでは、
「不登校で悩む保護者と一緒に子どもの困りごとや対応方法を考えてくれる」
と書かれていて、しかも
「保護者だけでの相談もOK!」
「これだ!まさに今の私が一番必要としている場所だ!」と感じ、すぐに予約を入れました。
相談所に行ってみた
予約後、受診日に持参する問診票がメールで届きました。
問診票には娘が生まれてからの育ちや困りごとを書き込む欄があり、これまでの癇癪や過敏さ、不登校になってからの様子などを思い返しながら、時間をかけてじっくり記入しました。
当日、問診票を持って相談所へ。
綺麗で静かな相談所で、院長先生にゆっくり話を聞いていただきました。
先生は問診票をサラッと読み、質問しながら丁寧に話を進めてくれます。
その中でわかったのは、
✅ 娘は「普通なら時間が経てば薄れていく怒りの感情が長く持続してしまう」タイプであること
✅ 中学校で悪化した音への過敏さは「今のストレスで強まっている」だけで、ストレスが減れば落ち着いていく可能性が高いこと
私が一番心配していた
「発達障がいの可能性や児童精神科受診の必要性」についても、
「現時点で受診は不要。繊細な部分はあるけれど、集団生活がしんどく感じやすいだけで問題ないですよ」
と言ってもらえました。
相談が終わる頃には、胸のつかえがスッと取れて、心からホッとした気持ちになりました。
専門家に相談してみた感想
専門家に相談してみて、
🌱 娘の音への過敏は心が回復していくうちに落ち着く可能性が高いこと
🌱 今は児童精神科を受診しなくても大丈夫そうなこと
がわかり、とりあえず「娘の疲れてしまった心が回復するのをゆっくり待とう」と思えるようになりました。
私自身の心もスッキリ。
「やっぱり専門家のパワーってすごい…!」と感じました。
さらに「必要があれば娘が1人で相談できること」も聞き、もし娘が「親や担任には言いづらいけど誰かに聞いてほしい」と思った時は、またここに相談しようと決めています。
読んでくださってありがとうございました🌸
また遊びに来てくださいね。
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