不登校が始まった頃。
「学校に行かせなきゃ!なんとかしなきゃ!」という私と、
「もう無理…自分を守りたい」と部屋から出てこない娘。
毎日がそのぶつかり合いでした。
今振り返ると、心が疲れ切っている人にする対応としては、引きずってでも学校に連れて行こうとしたり、怒鳴ったりと、私の取った対応はどれもひどいものでした。
本当に反省ばかりです。
今回は、そんな当時の**“NG対応”**について、まとめておこうと思います。
「今日こそは行かせないと!!!」のバトル
不登校初期の朝は、毎日がバトルでした。
布団に潜り込んで

今日は行けない・・・ムリ・・・
とつぶやく娘に、

昨日も行ってないじゃない!授業についていけなくなるよ!友達も待ってるのに!
と何度も声をかけては、無理やり起こそうとしていました。
私の焦りと、娘の「絶対無理!」がぶつかり合い、
朝から大ゲンカ。
そのたびにお互いが疲れ、気持ちもどんどん暗くなっていき、
娘はますます布団から出てこなくなりました。
それでも私は、「中学の勉強もしないで、この先どうするの?」「他の子は行けてるのに、なんでうちの子は…?」と不安ばかりが大きくなり、
毎朝、なんとか登校させようと必死になっていました。
でも、娘にとっては
「ここにも私の気持ちをわかってくれる人はいない」
という状況だったんだと思います。
あのとき、もう少し娘の気持ちに寄り添えていたら…
不登校の期間も、もっと短く済んだのかも。
そう思うこともありますし、後になってからですが、娘に謝りました。
しつこく理由を聞いてしまう
「何があったの?どうして行けないの?」
毎日のように娘に聞いていました。
理由がわかれば、それに対処して解決できるかもしれないと思っていたからです。
でも、娘の口からは大きな問題やいじめなどは出てこず、
学校への小さな不満がポツポツ出てくるだけ。
そのたびに家で対応策を考えたり、学校や教育相談にも行きましたが、
「これなら行けるかも!」と思える状況にはなかなかなりませんでした。
そのうち私も、「こんなにやってるのに、なんで行けないの…!」と感情的になってしまい、
“尽くしてるのに見返りが無くてキレるヤバい人”のようになってしまい、娘も私もどんどん疲れていきました。
ノルマや制限で追い詰めてしまう
娘はもともと勉強が嫌いなタイプではなかったので、
「学校に行けるようになったときに困らないように」と思い、
家庭学習を提案しました。
「みんなが学校に行っている間は、家でも勉強しようね」と声をかけたり、
タブレット教材を用意したり、参考書を揃えたり。
でも実際には、返事だけで手がつけられない日がほとんどでした。
さらにスマホやゲームの使用時間に制限もかけました。
でもそれは、娘が“夢中になって遊んでいた”のではなく、
不安を忘れて、少しでも心を休めようとしていた時間だったんですよね。
それを取り上げられてしまい、余計に不安と怒りが湧いて、
ますます何もできなくなって、イライラしながら部屋に閉じこもってしまったのだと思います。
焦って「元に戻そう」とするほど逆効果
当時の私は、外れてしまったレールを「早く直さないと!」と必死になっていました。
でもその必死さが娘をさらに追い詰めてしまい、
お互いに疲れ果て、ギスギスするばかりで、状況はまったく改善しませんでした。
この後、私自身が少しずつ情報を集めたり、
自分の不安に気づいて、手放せるようになったことで、
「絶対に学校に行かせなきゃ!」というモードから、
「心の回復を待つモード」へと変わることができました。
娘の心の状態が一番苦しい時期に、寄り添えなかったことは、
ずっと心に残っています。
でもだからこそ、同じように悩むおうちの方がいたら、
「あなたはひとりじゃないよ」と伝えたいです。
読んでくれてありがとう。
また遊びに来てくださいね。


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