【不登校】娘と一緒に考えた、高校選びのヒント

不登校
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子どもの中学卒業後の進路を考えるとき、全日制高校の普通科は「偏差値」「通いやすさ」「部活」で選ぶ人が多いですよね。

でも高等専修学校や通信制高校になると、学校ごとの色がはっきりしていて、できることの幅も広いから「何を基準にすればいいの?」と迷ってしまいます。

わが家もまさにそんな状態でした。今回は、高校を選ぶ時に娘と一緒に考えてみたことを少し書いてみますね。


やりたいことから考えてみる

高等専修学校や通信制高校には、イラスト・ゲーム・音楽などの専門分野があったりします。

そこで娘に専門分野で興味のあることを聞いてみたのが中3の春ごろ。

すると――

「イラストやゲームは興味ない」

「メイクやネイルは好きだけど、趣味で楽しむくらいで十分」

「音楽やダンスは観るのは好きだけど、仕事にするのは違う」

そして一番びっくりしたのは、

娘

週5で通って、一斉授業で勉強したい。そして、大学も行きたい。

と言ったこと。

不登校=毎日学校に通うのが嫌、だと思い込んでいた私は驚きました。

ただ、週5通学スタイルで大学も目指せる通信制高校は学費が高め…。頭の中で「今から塾に通って公立に行く?アクティブスクールはどうかな?」「それとも節約して学費を貯める???」とぐるぐる考える母なのでした。


中学で嫌だったことから考えてみる

次に聞いてみたのは中学の授業で嫌だったこと

  • 授業がざわざわして進まないのが嫌 → 静かなクラスがいい
  • 電子黒板で動画ばかり見せられるのは苦手 → 先生が黒板に書いたものをノートに取りたい
  • 美術で友達に感想を言い合う時間 → 無理に褒め合うのがしんどい

あぁ、なるほど。学校を休み始めたときに聞いた「嫌なこと」と重なる部分が多いなぁと感じました。

このおかげで「美術系の学校は合わないかも」「授業の雰囲気は説明会で確かめないとパンフレットだけでは分からないな」と気づけたり、説明会などで「ここは無理そう…」と早めの段階で切ることができたので、嫌な部分も聞き取って整理しておくって大事だなと思いました。


高校であったら嬉しいこと

さらに高校であったらいいなと思うことを聞いてみました。

  • 放課後に寄り道できるように、最寄駅はにぎやかな場所がいい
  • 茶道部か軽音部があったらいいな
  • 制服は着たい

おぉ〜!引きこもっていた娘から青春っぽい希望が出てきて、なんだか嬉しくなりました。

「不登校だったから毎日通うのは無理かな」と思い込んでいたけれど、娘が回復期に入ってきていたこともあり、“高校には普通に通いたい”という気持ちもあるんだなぁと気づかされました。

細かい条件を入れて検索できる高校のマッチングアプリでもあればいいのにー!!!!と、叫びつつ、娘の楽しい高校生活を夢見ながら、色々な高校のことを調べては文化祭や説明会に娘を連れ出す母なのでした。


少しずつ時間をかけて

ここまでのやり取りは、一度に聞いたわけではありません。

普段の会話や、文化祭・説明会などの帰り道などに少しずつ出てきたことをメモしてまとめたものです。

もちろん、進学のことを聞くとハリネズミモードになって怒って部屋にこもってしまったこともあったりして、上に書いた情報を聞き出すのには娘が外に気分が向いてる時だけにしたりとすごく時間をかけています。

正直「自分の進路は自分で調べてくれたらいいのに…」と思ったこともあります。

でも娘にはそこまでの余裕はなく、私が背中を押して一緒に動くのが精一杯・・・。

それでも希望やNG条件を整理しておけたおかげで、最終的には面接用の志望理由もスムーズに書くことができました。

不登校の時期は、子どもにも親にも余裕がなくて、進路の話をするのも大変なことがあります。

それでも、日常の会話や普段の様子の中で見つけた「好きなこと」や「嫌いなこと」を少しずつ拾っていくと、学校選びのヒントになります。

子どもそれぞれの体調の波や個性があるし、じっくりと聞くのにも親の気力や時間が必要な時もあって大変だとは思いますが、その子にあった学校が見つかりますように。

読んでくれてありがとう。

また遊びに来てくださいね。

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