9月の1週目。
学校に登校している親子にとっても「久しぶりの学校でお疲れ様〜!」の1週間だったと思います。
でも、不登校のお子さんと、それを支えるご家族にとっては、よりしんどい1週間だったのではないでしょうか。
新学期から本気出す!

新学期から行くよ〜
夏休みの初めには、毎年そんな言葉を聞いていました。
他の子も学校がお休みだし、「夏休みが終わったら行く!」と言ってくれたことで、私の気持ちも少し軽くなり、夏を過ごしていたのです。
でも、いざ9月1日になると――

無理…行かない…

新学期から行くって言ったじゃん💢
布団の中から出られない娘と、
期待が外れてモヤモヤする私…。
中1・中2と、長期休みのたびにこのやり取りをくり返し、私はイライラ→ガッカリして過ごしていました。
冷静に考えれば、娘は嘘をつこうと思って「行く」と言っていたわけではないのです。
けれど、当時の私は【子どもは学校に行くもの】という考えに凝り固まっていて、そのたびに娘を傷つけてしまいました。
その結果、娘の自己肯定感が下がり「ハリネズミモード🦔」に逆戻り…。
そんなくり返しをしていたなぁと、今では反省しています。
でも、自分が子どもの頃から植え付けられた価値観って、なかなか変えられませんよね。
私自身も「学校に行かなくても、自分らしく楽しく生きてくれたらそれでいい!」と思えるようになるまで、1年半ほどかかりました。
(いや…小学校の五月雨登校期から考えれば、もっと長かったかもしれません。)
🌸少し立ち止まって気づいたこと
あの頃の私は「学校に行くのが当たり前」と思い込みすぎていました。
でも、今になって思うのは――
子どもが「行けない」と言う時って、怠けているんじゃなくて、本当に心や体が疲れていたんだな、ということです。(大人だって、嫌なことがあったり、疲れがたまっていたら動けないですものね)
だから、無理に「行かせよう」とするよりも、まずは「休んでも大丈夫だよ」って伝えること。
家を安心できる場所にしてあげること。
それだけで子どもは少しずつ元気を取り戻していけるんだなぁ…と感じています。
今の私は「学校に行かなくても、この子が笑顔で過ごしてくれたらそれでいい」と思えるようになりました。
そう思えるようになったら、不思議と新学期の始まりにも振り回されず、落ち着いて過ごせるようになってきました。
そして、娘は少しずつ回復して、進路を考え出した時に、何回かだけですが学校に行くこともできるようになってきました。
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